展示物へのアクセス

展示物の配置については、車椅子ユーザーや背の低い方には困難な位置にあることが多いと指摘された。説明用には多くの人に見えるよう高い位置に置いてもいいが、実際に触ってみるためのコーナーには、車椅子ユーザーにもアクセスできる高さにして椅子を常備すれば、高齢者や女性にも喜ばれるのではないだろうか?

●すべてのブースではありませんが、企業の方が私たちに説明をするとき、モニタの角度などに気を配っていただけたり、デモ機に触りやすいよう台から降ろしてくれたりと、全般的な対応は良かったと思います。(肢体不自由)

●展示物(パソコンやモニタ)の設置されている高さが、車椅子障害者にとっては目線が高すぎるので、20センチほど低いとよかったと思う。同時にキーボードやマウスの設置してある高さも、直接触れるには高すぎた。(肢体不自由)

●全般的に各ブースの展示物(パソコン、ハード等)の位置が、車イス利用者から見ると高く、健常者のように、手にとって使うことができない。何台かの展示物のうち、数台は、車イス障害者の高さに設置して欲しい。今回のイベントの中で最大の欠陥であると思う。
●各ブースの係員が、車イスの障害者の前に、健常者の観客がいると、「しつこくない程度」に適切に誘導してくれたのが良かった。(肢体不自由)

(1)展示されている多くは、一般の方が立って製品を触れるようにしているものが多く、障害者の方には、立って長時間同じ姿勢をとるのが難しいので、立って触るものだけでなく、座っても触れるようにできればいい。
(2)込み入った奥にある製品には、なかなかアクセスができず、通路側のものしか見られない。製品など手に触れる商品は、通路側に配置する。
(3)予備の椅子があるといい。ちょっとした時間でも座る方がいいようです。
(4)パソコンは、マウスだけでなく、トラックボールのコントローラを予備においておくと、便利。なかなか細かい作業はしにくいようです。(ボランティア)

●デモ用の台は、何種類か、高さの違う物を用意してあるといい。トラックボールを一箇所ぐらいは用意して。 プレゼンテーションとデモの場所を分けたらいい。.初心者向けのコーナーが必要。(肢体不自由)

●車イス障害者にも使いやすい、軽く小さめなノートパソコンやモバイルパソコンの展示が欲しかった。(肢体不自由)

●設置場所が高所過ぎて、車椅子を使用している方は明かに、触れたり見たりするのが、シンドイし、それに関してサポートする姿勢のある企業はこれまた少ない。(MSはしっかり対応していたので、ほっとした)
●デモコーナーに車椅子の方が触れる低い台のコーナーの設置は必須だと思います。(ボランティア)

●出展者側の事情も分かるが、無人君の(だれもいない)ブースはまったく内容が理解できないので、できればやめてもらいたい。
●USBのカードリーダー(メーカーは忘れました)のブースがものを見せて解説するのではなく、言葉を使って丁寧な説明をしてくれた。(視覚障害)

●各ブースの社名表示は、統一した規格のようなものがあると弱視者にも見つけやすい。(例:同一規格のパネルetc)
●すべてにおいて表示がみにくい。ブースのしきり板の配色(それぞれ色が多彩すぎる)のせいもあって眼が疲れる上に読みにくい。
●文字表示のパネルは、照明を明るくしてあれば、もっと読みやすい。(弱視)

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