■ Name 池田千登勢
■ Age ○○歳代
■ Business 会社員
■ Message
感じた空間の色は、黒ではなくて、むらさき色でした。
うすむらさきや、グレーがちらちらとゆらゆらしていた。そんな印象です。
みかんが手に触れたとき、無意識に皮をつめでひっかいてにおいをかぎました。
種類が知りたかったのです。
つめたくて、やわらかく、みかんというよりゴム風船のようでした。
突然聞こえてきたヴァイオリンの音は、CDで聴く音とは違っていました。心に響くというか、楽器を連想することなく、直接「きこえて」くる感じでした。
あのときのヴァイオリンの音に色を感じました。
それは、オレンジと真紅で不透明な強い感じのある明るい色でした。
おいしいワインでしたが、こういういつものワインでは最初に赤か白かどんなグラスか、そんな目でみてから味わう。それが今日はまず、香り・味・のどごし、いつもよりずっと覚えていられる味と香りです。