
ComJapan1999 アクセシビリティチェックレポート
D.Hさん(24歳)
「障害者・高齢者に配慮していたブースはどんな作りだったか」
- 車椅子利用者には機器や説明パネルの陳列が、車椅子利用者の目線より上になっていました。そのため、ほとんどの場所で陳列品が見えませんでした。
- 聴覚障害者には規定より音量を下げてあるブースでも騒音がすごく感じて、説明員の話し言葉が聞き取りにくかったです。
- ブース内の陳列棚などの角、照明などの三脚の足が視覚障害者に転びそうで危険でした。
- ブース内にスロープを作る配慮は認めますが、高い位置にガードレールが作られておらず、落ちそうで危険でした。
「望ましい接客態度としてどんなものがあったか」
聴覚障害者に口頭で説明できないとわかった時に代わりになるものを用意していないなど、準備不足が目立ちました。
「インターネットを使った障害者の意見集約についてどう思うか」
大変有効な手段だと思いました。今後も続けて行って下さい。
ただ、意見が多すぎて混乱する場面がちょっとあったので、今後からはこの問題は全ての障害者に言えることは、あの問題は聴覚障害者に言えることという風に、対象障害別に分類できるようにすれば意見の出し合いもスムーズに進められると思います。
その他
私は聴覚に障害を持つだけですので他の障害者の分までよく考えられたかわかりませんが、私の場合は手話通訳ができる説明員が居ないことから、それぞれの障害者に対する準備とか心構えがある企業と言うのはまだ少ないと感じました。
他の障害者の方もそう感じられたことでしょう。