ComJapan1999 アクセシビリティチェックレポート

秋山 泰子さん(30歳代)

セイコーインスツルメント・インコーポレーションのブースについて
●障害者や高齢者に配慮したブースは、どのような作りだったか
セイコーのブースは通路が広くて移動が楽でした。またブースの中は静かでした。
●望ましい接客態度には、どのようなものがあったか
冊子を展示担当責任者の方にお渡しした際、「よろしかったら、講演をお聞きになりませんか。私たちが、ハンディのあるお客様への接し方に関する資料をいただくだけでは、寂しいと思いますから」と、その方がおっしゃられて講演の資料をくださいました。それは、舞台のスクリーンに映されたものにタイアップされているパンフレットでしたので、説明が聞きとりやすかったです。
また、インターネットメールとして、コンピューターが受信した視覚障害者に関わる情報等を、音声変換装置という機械で耳で聞けるように変えてから、電話を通して聞いてもらうというサービスは、今のところ広島市内のみで行われているという説明もありました。

ノキアのブースについて
●障害者や高齢者に配慮したブースは、どのような作りだったか
国内向けの携帯電話置き場は、ブースの手前のほうに設置され、その奥にヨーロッパ向け携帯電話の展示ケースがありました。このように展示品の種類ごとにそれらを置く場所を分けられるよう、ブース内にスペースが作られていました。ですから展示品の種類が解かりやすかったです。
●望ましい接客態度には、どのようなものがあったか
ブース内の段差があった場所では、説明員の方が私の車いすを持ち上げてくださいました。また、「視覚障害者の方の声を登録して、その人が言うとおりに相手の電話番号を入力できる携帯電話を作る研究も、実際に視覚障害者の方にモニターをしていただきながらやっています」という話もうかがえました。

展示の台のこと
ヒロセ電気と三和電気の展示の台は、譜面台のような角度がついていて、立っている人も見やすそうだったし、車椅子の目からも見えました。これはアイディアだと思いました。

興味を持ったこと
クレジットカードで切符を買えるシステムや、自販機の飲み物をカードで買えるキャシュレスのシステムを見ました。財布からのお金の出し入れが大変な私には、実用化が待たれます。

ペアになってくださった田川さん、そしてみなさんありがとうございました。

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