
ComJapan1999 アクセシビリティチェックレポート
田中 春雄さん(74歳)
担当は502(パソコンによる教育支援?部門)ゾーンで出展数は43とのことでしたが、実数は48でした。
同伴者阪本さんの綿密な段取により、私は音声をいためていたので説明役は、申し訳なかったのですが車椅子の阪本さんにおまかせし資料くばりに専念しました。
まず各ブースの責任者と名刺交換にはじまりに資料を手渡し趣旨説明にはいるのですが、名刺の持参はことを運ぶに絶対必要で、とくに今回の阪本さんの肩書きは有効でした。(阪本さんの名刺は途中で品切れとなりやむを得ず田中のイベント用?の名刺も使いました)
各ブースは想像に反して閑散としていたので、順調に運び当方の趣旨説明にもよく耳をかしてくました。昨年のように混雑していたのなら恐らく耳もかしてくれなかったと思います。
しかし、1ブースでの所要時間は以外に要し、到底ノルマ達成は難しくなり、はしよる結果となりました。従って各ブースの出展物が何だったのかさえ満足に記憶がありません。
総体的に言えることは昨年のあの大音響はなくなり一部のブースのみがいささか過剰気味で、他はおおむね静かでしたので会話はとれました。出展台は旧態依然で高く車椅子の方への配慮はありません。また車椅子の方との会話で視点を一致させる配慮もありません(適切な例といえませんが、皇族の方々が施設を訪れるとき必ず腰をかがめて相手の目線に合わせる気配りがあります)。
疲労も相当なもので途中ギブアップのやむなきに至り申し訳なく思います。
同伴者阪本さんのリポートを拝見して、期限遅れで許されるならば後日補足させていただきたいと思います。
なお、昨年に続き2回目の参加で感じたことを申し添えます。
昨年は初めてのことであり、しかも、インターネットの接続が不具合で主催者との連絡が電話とファックスでしたので事前の理解が十分でありませんでした。同伴者が細田さんということも当日知った次第です。さて全盲の細田さんと共々各ブースめぐりとなり取材なのですが、各ブースから細田さんに声がかかりどちらが取材者か?わからない状態にびっくりです。というのは細田さんは知る人ぞ知るMSソフトの開発者の有名人だったのです。私は各ブースの状況説明に終始し果たして期待どおりに役たったのか慙愧にたえません。
私事で恐縮ですが、休憩時での細田さんとの会話は有意義なものでした。障害をのりこえてもてる能力を十二分に発揮して活躍しているのにはただただ敬服あるのみです。
そして、今年は下肢に障害を持つ阪本さんは、行動的で長野のパラリンピックにも参加されたというスポーツマンでもありしかも福祉政策に前進的な意見をおもちなのです。私にとってこのお二方との出会いはすばらしいものでした。そしたこのような機会を与えてくださった主催者に感謝!