ComJapan1999 アクセシビリティチェックレポート

山本 俊慈さん(22歳)

  1. 障害者・高齢者に配慮していたブースはどんな作りだったか

    今回は初参加だったのでわかりませんが、ブース内の通路がとても広く取られるようになっていました。特別に障害者や高齢者への配慮というのはありませんでしたが、声をかければ展示物にも自由にアクセスできるようにしてくれました。
    それと、一番うれしかったのがコンピューター関係の展示会なのに、どこも通路に配線のでっぱりがなかった事です。車椅子で移動する際には、やはり凸凹のなるべく少ないような作りにしてくれるのが一番です。もちろん段差もないようにしていました。 (一部のブースを除く) これは障害者に限らず全ての人にやさしい作りだと思います(つまづく心配もなくなるので)。

  2. 望ましい接客態度としてどんなものがあったか

    コンパニオンのお姉さん達も、別に障害の有無や気持ちの悪い暗めの青年なども、何の隔てもなく接客していました。あるブースではナンパみたいな事をされても笑顔で接していたので「エラいなぁ…。」と関心してしまいました。
    どこの説明員も、車椅子の目線まで腰を落として語りかけてくれました。小冊子を渡す時も、とても申し訳なさそうにされているので、なんだか悪い気がするくらいでした。
    あるブースでは、説明員のほうから積極的に来てくれて、とてもとっつきやすいところもありました。「これは何ですか?」など初歩的な質問にも親切丁寧に教えてくれました。

  3. インターネットを使った障害者の意見集約についてどう思うか

    こまめに外出することが難しい私達には、このようなメールでの意見を述べる場がとても便利です。メールなら気楽に思っている事も言う事ができます。
    このcomjgdのMLでいろいろな障害を持った方の意見も聞けたし、高齢者の方の意見も知る事ができました。自宅にいながらにしてプロジェクトに参加できる手軽さは、かなり魅力的です。
    会議の現場に行かなくても、家に居ながらにして意見交換ができるのが最高です。この一言につきると思います。

  4. その他気付いた事

    今回会場に行って、ブースの作りや関係者よりも会場のお客さんのほうに障害者やお年寄りに対する思いやりがない人が目立ちました。
    私が展示物を見ているのにもかかわらず、後から来て前に立ってしまい、展示物を見る事ができなかったり、車椅子が来るのが見えているのに、こちらから声をかけないと道をあけてくれなかったりと、まだまだ福祉社会の国とは言えません。
    それと「まだこんな人がいるのか。」と疑いましたが、変な目で少し薄ら笑いを浮かべてジロジロと見てくる人もいました。結構、コンピューターマニアって冷たいところあるみたいです。まあ偏見かもしれませんが。

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