より多くのかたが安心して使えるソフトウェアについて

13.マイクロソフト社の取り組みの紹介

マイクロソフト本社のアクセシビリティの標準化への取り組み

・「マイクロソフトの活動は第508条を支援」
http://www.microsoft.com/japan/enable/microsoft/section508.mspx

1998 年に米国連邦議会がリハビリテーション法 第508条(Section 508 of the Rehabilitation Act)の強化を採択したとき、障害を持つ国中の人々が2つの価値あるゴールを実現し始めました。
第一に、第508条は、米国連邦政府機関が開発、調達、保守、利用する電子技術および情報技術は、障害者に対し、米国連邦政府職員か一般国民であるかに関わらず全てアクセシブルであることを義務付けるようになりました。
第二に、第508条は 技術企業がより良いアクセシビリティ機能をより多く製品に組み込む強い誘引となります。マイクロソフトは、マイクロソフトの全ての新製品に対し、デザインおよび開発の各段階においてその製品チームが第508条の基準を検討することを義務付けるという、厳格な内部工程を導入してきました。
また、そのテクノロジは米国連邦政府の基準の一つ一つに照らし合わせて個別にテストされました。そしてマイクロソフトが各製品のバージョンを、政府向け、ビジネスユーザー向け、ホームユーザー向けに分割せずに一つにしたことから、第508条が理由で追加された新しいアクセシビリティ機能は、米国連邦政府の職員だけでなく、全てのユーザーにとって利益になるでしょう。

製品を評価した後で、マイクロソフトは、第508条の下で遂行必須となる米国連邦政府のIT専門家による市場調査を支援するために産業界と政府が開発した情報ツール Voluntary Product Accessibility Template (VPAT)を完成しました。 VPAT は、製品が第508条の基準にどのように適合するか、または適合しないかを明確に示します。そしてマイクロソフトは VPAT を同社のウェブサイトに掲載し、公務員も消費者も容易に情報にアクセスできるようにしました。
マイクロソフト製品のVPAT一覧
http://www.microsoft.com/Resources/Government/section508.aspx#VPATs

日本のマイクロソフトのアクセシビリティの標準化への取り組み

日本においてマイクロソフトは、JIS x8341-1, 8341-2 -『高齢者・障害者等配慮設計指針、情報通信における機器・ソフトウェア・サービス』を作るにあたって二つの標準化調査研究委員会に参加し、製品開発チームからの多くのフィードバックを反映させました。
・日本規格協会 情報技術標準化研究センター(INSTAC)内のJIS化に向けたワーキンググループ
・JEITA (社団法人 電子情報技術産業協会)内のアクセシビリティワーキンググループ

目次へ 前ページへ 詳細目次へ


| HOME | 情報のUD | ユーディットについて | Webのアクセシビリティ | アートライブラリー |
| 関連書籍 | ご意見・ご感想 | サイトマップ | リンク集 |
Last update: 2005/5/13   (C)Copyright 1998-2005 UDIT Inc. All rights reserved.