より多くのかたが安心して使えるソフトウェアについて

Windows XP 身体

器用さ

項目 チェック結果 JIS
番号
特記事項 チェック目安

周囲への配慮

音響出力、振動出力、画面の点滅などは、それらが行われていることが障害のある人にもわかり、かつ、周囲に影響を与えることのないように、その出力レベル、程度の調整ができるようにしなければならない
丸印 JIS 5.9.1 別途ドライバの導入が必要 振動出力をサポートしている

表示の拡大と縮小

画面に表示される情報は、見やすい大きさに拡大又は縮小できるようにしなければならない
丸印 JIS 6.1.3 ボタンは自由に変更できない ボタンコントロールなどの大きさが変更できる

音量及び周波数

音量及び周波数は、次による。
a) 音量の変更ができるようにしなければならない。
b) 周波数帯域ごとの音量の変更ができることが望ましい。
c) 報知音は単一の周波数ではなく、複数の高さの周波数で、同時又は交互に出力されることが望ましい。
二重丸印 JIS 6.2.1 固定キー使用時のオンオフ確認音など(ユーザー補助) ビープ音の音量調節ができる

配置 (余裕、学習性、左右差、変更など)

a) キー、ボタン及びスイッチの位置や形状は、機能が認識しやすく、操作しやすく、又は誤入力されないように配慮しなければならない。
b) キー、ボタン及びスイッチに割り当てられている機能の割り付けを利用者が変更できるのがよい。
二重丸印 JIS 6.4.3 麻痺側によっては押下が難しいキーがある ファンクションキーなどの機能割付けを変更できる

キー、スイッチ及びボタンの入力確定条件の設定機能

システムは、キー、ボタン及びスイッチを押し下げてから入力が受け付けられるまでの時間を、利用者が設定できなければならない。
二重丸印 JIS 6.4.4   キーリピートなどを制限できる

二度押しの防止

最初のキー、ボタン及びスイッチの入力に続いて、同じキー、ボタン及びスイッチの入力がある場合、その時間間隔が設定したよりも短い間に発生している場合は、その入力を無視する機能をもたなければならない。
二重丸印 JIS 6.4.5   キーリピートなどを制限できる

反復入力条件の設定機能

システムは、キー・ボタンを押し続けた場合の反復入力条件を利用者が設定できるようにしなければならない。
二重丸印 JIS 6.4.6   キーリピートなどを制限できる

順次入力機能

複数のキー・ボタンを同時に操作する代わり、それぞれのキー・ボタンを順次に操作して入力できる機能を設定できるようにしなければならない。
二重丸印 JIS 6.4.7   順番にキーを押すことで複数同時押下と同等の効果が得られる設定がある

ステータス表示

操作によって、複数の状態に変わる機能をもつキー、ボタン及びスイッチのステータスが確認できるようにしなければならない
丸印 JIS 6.4.8 固定キーのシフト状態は表示される ファンクションキーなどの状態が表示される

入力のフォーカス

a) 入力のフォーカスの位置を維持する。
b) 入力のフォーカスは視覚的にも、スクリーンリーダなどの支援技術を利用した場合でも、常に容易に見つけることができなくてはならない。
二重丸印 JIS 6.4.11   ウィンドウの切り替え時にフォーカスが維持されている

キーボードによる操作

a) キーボードの特定のキー及びその組合せだけでソフトウェアのすべての操作・選択ができる機能を提供できなければならない。
b) キーボードでの移動は、システムの意図する入力の順序で行われるようにしなければならない。
丸印 JIS 6.4.12 ショートカットキーが用意されていない機能もある すべてのメニュー項目にショートカットキーが設定されている

代替手段の用意

オンスクリーンキーボードなどの代替手段を提供しなければならない
丸印 JIS 6.4.14 別途購入が必要 ソフトウェアによるキーボードが提供されている

ポインタの移動速度/加速度

移動速度及び加速度の特性のカスタマイゼーションを可能にする
二重丸印 JIS 6.5.2   マウスポインタの移動に関する設定ができる

ポインティングデバイスの受付遅延

ポインティングデバイスのボタン押し下げ後のポインタ移動が受け付けられるまでの時間を、利用者が設定できるようにしなければならない
丸印 JIS 6.5.3 別途ドライバの導入が必要 ダブルクリック時にマウスの移動を無視する設定がある

ポインタの対象領域

対象エリアのカスタマイゼーションを可能にしなければならない
二重丸印 JIS 6.5.4   マウスポインタの移動を制限でき、解除できる

ボタンのホールド

1回のボタン押し下げでボタン・ホールドを可能にしなければならない
丸印 JIS 6.5.6 別途ドライバの導入が必要 マウスクリックのホールドができる
固定キー機能が提供されている

ボタンのクリック間隔の設定

連続したクリック(ダブルクリックなど)操作が要求される場合、そのクリック間隔は変更できるようにしなければならない
二重丸印 JIS 6.5.7   ダブルクリックの間隔を調整できる

ボタン押下げ確定条件の設定機能

ポインタのボタンを押し下げてからボタン入力が受け付けられるまでの時間を、利用者が設定できるようにしなければならない
丸印 JIS 6.5.8 別途ドライバの導入が必要になる場合がある クリック時の間隔を調整できる

ボタンに対する機能の割り当て (シングルクリックによるダブルクリック機能の実現を含む)

ポインティングデバイスのボタンの、ダブルクリック・ドラッグといったポインティングデバイス特有の機能それぞれを、シングルクリックだけで実現できるように、各ボタンに割り当てられるようにしなければならない
二重丸印 JIS 6.5.9   ダブルクリックをシングルクリックで代用できるような機能がある

フィードバック機能

a) ポインティング操作に対する利用者へのフィードバック機能を設ける。
b) フィードバック機能は複数用意し、複数の感覚器官を通じて利用者に知らせる仕組みのあることが望ましい
丸印 JIS 6.5.10 別途ドライバの導入が必要 ポインティングデバイスのフィードバック機能がある

代替手段の用意

キーボードなどによるポインティングデバイス操作の代替手段を提供する
二重丸印 JIS 6.5.11   キーボードだけで操作できる

音声入出力

a) 音声出力 合成音声の音声出力の発話速度、音量及び声質(男声、女声など)は利用者が変更・選択できるようにしなければならない。
b) 音声入力 音声入力は他の入力装置と併用できるようにしなければならない。
丸印 JIS 6.7.5 別途ソフトの購入が必要 音声入力が可能である

制限時間

一定の時間以内に利用者からの応答を必要とするなど、時間的な制約がある場合は、時間調節ができるようにするか、又は事前に警告して利用者が必要に応じて延長できるようにする
バツ印 JIS 6.8.1   時間制限の調整が出来る

製品操作マニュアル

製品マニュアルなどはアクセシブルな電子文書で提供することが望ましい
丸印 JIS 7.1.1 マニュアルを開いて読む事が不可能な場合  

製品の情報アクセシビリティ及び互換性の特徴

製品の情報アクセシビリティ及び互換性に関する情報は、印刷物又はアクセシブルな電子文書で、提供しなければならない
丸印 JIS 7.1.2 マニュアルを開いて読む事が不可能な場合  

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下肢(車椅子)

項目 チェック結果 JIS
番号
特記事項 チェック目安

表示の拡大と縮小

画面に表示される情報は、見やすい大きさに拡大又は縮小できるようにしなければならない
二重丸印 JIS 6.1.3 車椅子利用者はディスプレイに顔を近づけて見る事ができない場合がある  

表示

a) 表示文字サイズ 文字のサイズは利用者が変更できるようにしなければならない。
b) 表示フォント 文字のフォントは利用者が変更できるようにすることが望ましい。
c) 文章表示 行間及び文字間隔を、自由に変更できるようにすることが望ましい。
d) 漢字変換 利用者に適応し、手順を軽減した変換機能、変換漢字の説明機能を用意することが望ましい
二重丸印 JIS 6.7.2 車椅子利用者はディスプレイに顔を近づけて見る事ができない場合がある  

音声入出力

a) 音声出力 合成音声の音声出力の発話速度、音量及び声質(男声、女声など)は利用者が変更・選択できるようにしなければならない。
b) 音声入力 音声入力は他の入力装置と併用できるようにしなければならない。
丸印 JIS 6.7.5 別途ソフトを購入する必要がある
※車椅子利用者はキーボードに届かない場合がある
音声入力が可能である

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