「心の目でみる」
今回、ふとした事で
このプロジェクトに参加させていただく事になりました。
始めてこのお話をうかがった時、
「心の目を開く」と言う言葉が、不意にうかんできました。
現在の社会は、「聞かせる」と言うことよりも、
「見せる」と言う事に比重がおかれていると思います。
これはテレビの番組やCMの作り、
僕の本業である音楽業界を見たかぎり、僕が抱いている感想です。
だから、この「見る」事を削除したときに、
人はどのようになるのでしょう、どんな感想を持つのでしょう。
最初は戸惑ったりたじろいだりするのでしょうが、
慣れてくれば、視覚以外のいろいろな感覚で
物事や周りを「見る」事ができると思います。
その感覚はなつかしかったり、始めてだったりするのでしょう。
そうやって開いた「心の目」と本物の目とを使うことで、
普段の生活がまた違った物になったり、新しい物を発見できたり、
充実していくのだろうと思います。
「心の目を開く」なんて言うと少々詩的すぎる気もしますが、
僕自身が始めての体験なので、
どの様になるか全く検討がつきません。
とても楽しみにしています。
大学生 松村道生