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2006年CSUNツアーレポート:榊原直樹

2005年CSUNツアーレポート:榊原直樹

リピーター率が高いのも当ツアーの特徴ですが、今年は特にご家族を連れた方が目立ちました。おかげでとてもアットホームな感じのツアーになりました。 

20回目の記念ということで、例年関係者と海外からの参加者だけで行われていたレセプションパーティーは、会議の出席者全員参加となり巨大な会場で開催されることになりました。このためいつもはツアー参加者宛に届くパーティーの招待状が届かず、古参の参加者から、今年はパーティーが無いのでは?という疑問が起こりましたが、全員参加なので招待状の必要はそもそもないのでした。 
実際のパーティーは例年の2倍の会場スペースを使い、多くの参加者が訪れる中盛大に行われました。 

初めての企画として、CSUNのガイドブックを作成しました。表紙はまるで某有名ガイドブックのようですが、よく見るとタイトルが「地味の歩き方」と微妙にひねってあります。でも縮小した画像だと本物っぽく見えますね。中身は毎年参加釈迦の皆さんからお問い合わせのあるFAQを始め、会議の内容や周辺のグルメマップなど幅広い内容が収められています。 初めて参加された方には特に喜んでいただき、来年度以降も情報を更新して中身の充実したガイドブックに仕上げていきたいと考えています。

逆光でほとんど見えないけどツアー参加の皆さん
レセプションパーティー
地味の歩き方 CSUN編

現在策定中のJIS X8341(高齢者・障害者配慮設計指針)の第4部である電気通信機器のアクセシビリティ指針に関する発表を、日本規格協会の関さんと共同でプレゼンしてきました。 
JAPANESE INDUSTRIAL STANDARD OF TELECOMMUNICATIONS ACCESSIBILITY GUIDELINES 
http://www.csun.edu/cod/conf/2005/proceedings/2408.htm 

発表の主な内容はJIS X8341の全体の構造について規格協会から説明していただき、続いて私が機器別の個別指針について説明しました。英語による1時間の発表というのは初めての経験で、スライドを大量に作成したりと事前の準備が大変でしたが、なんとか終えることが出来ました。終わった後の質疑応答も想定した内容に近く無事に答えることができホッと一安心です。 

 今井が持っているのはビームサーベルではなく、超音波で障害物を検地する杖のUltra Cane です。杖に反射材が塗ってあるらしく、フラッシュの光が当たって光って見えたんですね。杖の握りの部分あるスピーカーから超音波が出ています。その超音波が壁などの障害物に当たってはね返ってきたのをマイクで拾い、握りの部分にある振動子を震わせて持ち手に伝えます。壁までの距離が近くなるにつれて振動が強くなります。 この製品、実は名古屋で行われている愛・地球博のイギリス館にも出展されており、日本の代理店でも購入できるそうです。

ただいま発表中
ウルトラ・ケイン

 

CSUNの会場から離れて、街中のホームセンターに行く機会がありました。アメリカ人は家を直すのが趣味の人が多く、買った家を自分好みに少しずつリフォームしていくのが楽しみなのだそうです。 ちょうど車椅子ユーザーの方二人と中を回ったのでユニバーサルデザインな製品をチェックしてきました。家のサイズが大きく椅子で生活するアメリカ人の家は日本家屋に比べて車椅子に馴染みやすいのでしょうか、どの商品もゆったり使えるようです。 



 展示してあった商品のひとつの、ガラス製の洗面台です。かっこよさと車椅子でもアプローチできるスペースが確保されていてとてもいいデザインですね。このような製品がトイレやお風呂などにも必ずあり、見ていてとても楽しかったです。

ホームセンター 
ガラス製の洗面台


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