関根千佳の履歴書
長崎県佐世保市出身 3歳のときに先天性股関節脱臼の両足固着がみつかり、2年かけてギブス装着、リハビリの末、5歳で奇跡的に回復。小学・中学・高校と、文芸部長を3度務める。2010~2011年に手術を行い両足とも人工股関節に。
- 九州大学法学部法律学科卒。同年、日本IBMにSEとして入社。 ITがわからず苦労するが、企業のトップ向けソフトウェアの開発を通じて、アクセシビリティ・ユーザビリティの重要性に目覚める。
- 連れ合いの赴任に伴い、IBMを休職して米国ロサンゼルスに約2年間滞在。市内や大学で出会う多様な年齢・障害・環境の人々や、女性の活躍に驚き、日本との差を痛感する。当時、日本では女性の部課長もまだ少数で、交通バリアフリー法もハートビル法も存在しなかった。
- トップに直訴し、IBM SNS(スペシャルニーズシステム)センターを開設。以来、高齢者・障害者のIT利用技術について、年間数千件の相談に応じたり、新製品の企画/販売支援を行う。
- 障害者とエンジニアをつなぐパソコン通信、People福祉工作クラブを開設(2001年まで)
- 障害者支援技術のWeb上のDB、こころWeb を開設し、業界内の情報化を推進。当時、月間30万以上のアクセス数のある人気サイトであった。
- 日本IBMから独立し、株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)を設立。代表取締役社長に就任。現在に至る。
- インターネット博覧会(インパク)において、熊本パビリオンを監修。テーマはユニバーサルデザインで、潮谷知事、多くの熊本市民、メディア関係者と協働作業を行った。
- 岩波書店から初の単著『「誰でも社会」へ』を出版。多くの入試問題や論文課題に使われている。
- 文部省科学技術振興調整費「文理融合プロジェクト(通称やおよろずプロジェクト)」にユーディットが参加。ユビキタス情報社会のライフスタイルデザインのチームで、高齢化する地域の情報化やICTに必要な機能を研究する。
- やおよろずプロジェクトの成果を小説の形にまとめ、地湧社から「スローなユビキタスライフ」として出版。201X年のある地方の温泉地を舞台にしたもので、中高生や一般市民、自治体職員にはユビキタスの入門書として、また先端技術の研究者にはユニバーサルデザインの社会を知る本として読まれている。
- 日本生産性本部から「ユニバーサルデザインのちから」を発刊。新入女子社員、神埼柚衣(かんざき ゆい)さんの視点を通して、社会の中のユニバーサルデザインを発見したり、UDでないものをどうすればいいか、考える物語形式の前半と、それを補完するUDの基本理念、背景、法律などをまとめた第二部から成る。UDの入門書としても気軽に読める。4月に園遊会に招かれる。この頃からジェロントロジーへの関心が深まる。
1981年
1987年
1993年
1994年
1995年
1998年
1999年〜2000年
2002年
2002年〜2005年
2005年
2010年
2012年
2010年までに終了した委員会
- 内閣府(国民生活審議会総合企画部会)
経済産業省(情報バリアフリー委員会、標準化調査研究委員会、観光情報) - 総務省(ネットワークヒューマンインターフェース研究会、情報家電研究会、公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会、多文化共生研究会、情報通信審議会、同政策部会、同技術部会、ITU-T,ITU-R部会 他)
文部科学省(ミレニアムプロジェクト審査委員他)を始め、多くの情報通信やユニバーサルデザインの委員を務めた。
自治体においては、熊本県インパク監修、九州21世紀を考える会委員を始め、熊本、静岡、岩手、埼玉、東京、神奈川、岡山などのユニバーサルデザイン委員を歴任した。