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2006年CSUNツアーレポート:関根千佳(2)

3月20日 その2 韓国SPA初体験の初日

無事、LAに着いた。天気は曇り。今回は先発隊のように、ランチも観光もついていない。ま、2時間も後に入国するのだから無理もない。で、午後は自由行動というわけである。女子大生を二人加えて、レディ(?)4名でSPAに行くことにする。「ハリウッドのセレブなSPAに行こうか?」「うん、でも、この韓国サウナって、地下鉄の駅から歩けるよね」などと話していたが、コンシェルジュのおじさまは、ひたすら近いところ、を探してくれて、ハーモサ・ビーチを予約してくれた。ま、いいか。コンファームまで時間があるのでランチにする。ヒルトンの1階のカフェでキッシュとサラダ。美味しいけどなんだか多すぎた。コンファームに行くと、3名までならOKという!一人残すわけはいかない。急遽、韓国SPAにする。

写真:けっこう清潔でカワイイ車内時間も早いし、公共交通機関のアクセシビリティチェックをしようということになった。LAはタクシーやJTBの準備してくれたバスでしか移動することがなく、地下鉄に乗ってみるのは初めてだ。私が住んでいた89年ごろには、これはまだ開通していなかった。空港からのシャトルを待ち、駅まで行ってみる。バスは75セント。4人で3ドルなんだからそのまま受け取ってほしいんだけど、全部、両替してコインで払うしかなかった。ちょっと不便。で、駅へ着く。そのままエレベーターでホームへ上がれてしまう。「切符ってどうやって買うの?」どうやら、下に券売機があったらしい。戻って切符を買う。 写真:Priority Eatingだって、おもしろーい。う〜む、ユーザビリティとアクセシビリティの評価そのものだなあ。なかなかわかりにくいし、液晶は反射して読みにくい。お金を入れると必要残額が表示されるシステムも、アメリカ人的な計算方法だ。
このような機器は、海外からの旅行者への対応も考えると、文化的背景まで考えてグローバルなシステム開発を行うことが、これからは必要になると思う。例えば自分の携帯をかざすと、XMLトランスコーディングで各国語対応と同時に、必要なアプリケーションが表示されるのを空想してしまった。電車はなかなか可愛らしく、清潔である。プライオリティシートの「S」がはがれていて、「Priority Eating」になっているのが可笑しかった。2回乗り換えてウィルシャーへ。
写真:軽いタッチだけで開く、超ハイテクな鍵韓国人街は、今ではLAの一大タウンになっている。ソウルの一角かと見まがうような、ハングルの多さ、韓国人の多さだ。Aroma Spa &Sportsは巨大なビルだった。モデルかと思えるようなすらっとした美女も、ごく普通のオモニも、たくさんサウナにやってくる。男性用サウナも繁盛している。時間もたっぷりあったので、2時間130ドルのフルコースでお願いした。詳細はコンフィデンシャルなのでここでは未公開。ただ一言、感想は、「極楽でした・・・・ロングフライトの後には、お勧めです!」ロッカーの鍵がハイテクなタッチセンサー?で感動する。
その後は雨が降り出したので、車でGroveというショッピングモールへ行く。学生さんに、アクセシブルな試着室を紹介する。本当に、日本でもあってほしいものの一つだ。ベビーカーユーザーや、ちょっと足の弱ったシニアには、少し大きめでせめて折りたたみの椅子がついている試着室があれば便利なのに。
写真:服をかけるバーも2段、椅子もあるアクセシブル試着室その夜はThe Farm at the Groveというオーガニックフードのお店で晩御飯にする。サラダやパスタがとても美味しい。デザートもみんなシェアして幸せだった。夜はどしゃぶりの雨になる。
ホテルへ戻って、東洋大学のY先生と、日系のKen Nakata氏と打ち合わせ。とはいえ、カクテルを一杯だけだ。日米のアクセシビリティの状況に関してフリーディスカッション。JTC1の会議は大変だったらしい。みなさん、お疲れのようだ。私とYさんは、SPA効果で元気るんるんだったのだが。その後、お二人を連れて、わがツアーの誇る鶴本部屋へ。いるいる、関係者が集まっている。ここで毎晩、みなで集まり、情報交換をするのがこのツアーの習慣?なのだ。添乗員の鶴本さんには大変申し訳ないのだが、バスタブに氷を張って、厖大な量のビールや飲み物を冷やしてある。これで毎晩、1時ごろまで飲み続ける。この分野の専門家、企業の担当者、志のある学生たちが、情報を交換しあう。昼間はどこにいるのかわからないメンバーも、ここでは元気だったりする。日本人同士でつるむのは私も好きじゃないが、この鶴本ルームは、ものすごい情報交換の場なのだ。これで人生変わった人もたくさんいるし。みんな顔を紅潮させて議論している。なつかしい雰囲気だな。やっとみんなと合流した、という感じだった。


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