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2002年CSUNツアーレポート:関根千佳(7)

3月23日 シアトルへ移動

オーディオテープの棚の前で

土曜日にシアトルへ移動する。LAのホテルでみんなと別れ、5人でUAに乗った。私はファーストクラスだったのでチェックインは別々だ。カウンターに並んでチケットを見てあせった。あら?チケットがない!こりゃまずい。買いなおさないといけないのか?らら、一緒にいけるだろうか?頭はぐるぐると次善策を考える。ま、とにかく、順番がきたら、ないぞ!というしかないと覚悟を決めてカウンターに行った。
「あの〜、チケットが見つからないのですが。。。」
「おや、お客様はe-ticketでご購入されていますので、物理的なチケットはありません」
ほっとした。なんてIT化が進んでいるんだ!あせっていた私の様子を理解したのか、帰国便の時間などを印刷して渡してくれた。これでシアトル−成田も安心だぞ。 で、他の4人を探す。Domestic−Economyのチェックインは、とんでもない長蛇の列で、なんと1時間もかかった。しっかりおしゃべりして過ごすが、さむちゃんは眠そうだ。。。
飛行機の中ではハーブパンに6枚ものハムがついたランチがサーブされた。チップスにクッキー。マカロニサラダが凍っているのを除けば(!)まあまあだったと思う。隣に座ったカーペット屋のおじいさんがクッキーをくれた。やっぱり子供に見えるのかなあ。。しかし、この食事はファーストクラスだけだったことが後で判明した。やっぱり金額でサービスに差がつくものなのだ。
空港では6人のりのバンが運良くつかまったので、それで全員一度に移動する。ホテル隣のメキシコ料理屋で盛り上がった。街の中は安全で、みな、本屋で何時間もすごす。こっちの本屋は、コーヒーショップも併設されているし、ネットでの検索もできるし、本当に何時間でも過ごせる。インターネットが普及したら本屋がなくなるなんてうそだなあと実感。各家庭にお風呂が普及しても、スーパー銭湯が検討しているように、人間の思考(嗜好?)は変わらないと感じて少し安心する。だが、この品揃えや、自分のほしい本があっさり検索できるシステムを、もっと日本でも導入してほしいものだ。全盲のMさんは、膨大な量のオーディオテープの棚に感激していた。アメリカでは新刊書がテープでも出るのは当たり前だ。車で通勤している間に本を耳で聞くのだ。これは視覚障害者にも有益なUDの例かもしれない。

本屋さんのステージで歌う男の子Sさんが、素敵な本を見つける。見えるって何?聞こえるってどういうこと?感覚器官について、子供にわかりやすく紹介したものだが、中にはそれらの感覚器官に障害があったらどんな状態になるのか、とても美しい言葉で紹介してある。「声に出して読みたい障害」そんな感じである。彼女はこのような教材を探し出す天才で、後から子供向けの教材やさんで、障害をもつ子供たちについて説明するシリーズものの本も見つけてきた。このような子供たちが、「できること」について素敵な写真と詩で説明するものだ。なんだか、嬉しくて、泣けそうな本だった。日本でもこんな教材を作りたいなあ。子ども向けの本のコーナーには、小さなステージがあって、かわいい男の子が歌を歌ってくれた。誰もが主役になれる瞬間が、こんなふうにさりげなく準備されているのって、いいかもしれない。


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