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2011年CSUNツアーレポート:関根千佳(6)

3月18日

今日はBlackberryのアクセシビリティとか、IBMのWebアクセシビリティについてのセッションを受けた。どちらも、内容はとても濃くて、得をした気分であった。だが途中で、ホテルの非常ベルが鳴り響き、突然、セッションが中断するという騒ぎになる。なんだか、震災を思い出してしまう。日本はどうなっているんだろう・・・。

午後は、展示会場を見て回った。確かに、LAでやっていた頃に比べ、会場がコンパクトなだけに、見る側、出展する側としては、楽だと思う。

会場に出展されているデバイスは、9割がiPadなどのタブレットPCだ。もう、普通のパソコンは、がんばって探さないと見つからないくらいだ。一般のフィーチャーフォンももういない。ほとんどがスマートフォンだ。あっという間に世界が変わったんだと実感する。会場の雰囲気も微妙に違う。AACのメインユーザーだった、小学校の先生や保護者、当事者である子どもたちの姿が少ない。サンディエゴはもともとLAより規模が小さいのだから無理もないだろう。明確に打ち出しているわけではないが、シニア向けを意識した展示もある。これは、新しい傾向かもしれない。でも、昨日見た、リタイアメントコミュニティの人々が、楽しげに支援技術を探しに来ているというものでもない。もう少し、ターゲットを絞って展示や発表をするほうが、いいかもしれないと思う。

スイッチやタッチで使うAACは大半がタブレットPCに こちらの端末はコミュニケーションエイド

IBMや、マイクロソフト、HPといった、大企業の展示が消えたのも特徴的だ。「どうしてなの?」とIBMの担当者に聞いたら、「予算カットだよ!」と憤っていたが。。ノキアも出ていたが、小さいブースだった。元気があるのは、台湾や韓国の企業ばかりだ。508条からすでに10年、もはや、アクセシビリティやユニバーサルデザインが「当たり前」になってしまったアメリカの、現実なのかもしれない。この3日間で、たくさんのなつかしい人に会えた。替わっているようでありながら、実は変わっていないのだろう。なんとか、話ができた人も多かった。来年、お互い、生きているかどうかわからないのだから、会えるときは会っておかないと。

夕方は、主催者側の招待による、インターナショナルレセプションだった。MaryAnnや、Harryの奥さん、MikeやRickなど、キーマンに会える重要な場だ。だが、今回、見えなくなっていた顔もあった。寂しいことだなあ。来てはいるのかもしれないけど、こういう場には現れないだけだと考えておこう。

参加してくれたツアーメンバーには、本当に感謝している。毎晩の意見交換会は、毎晩、12時まで続く、白熱したものだった。会議に参加したのは、実質2日半と短かったが、それだけ内容は濃かった。来年も参加しよう。やはり、一年休むと世界が見えなくなる気がする。今回の内容をできるだけ理解して、世界の流れに取り残されないようにしなくては。みなさん、本当にありがとうございました。また合宿や同窓会で、学会や企業勉強会でお会いしましょう。もちろん来年のCSUNでも!

ディナーのあとのみなさん


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