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2011年CSUNツアーレポート:関根千佳(5)

【3月17日 リタイアメントコミュニティの見学-1】

午後は、ツアーメンバーで行くエクスカーションだ。今回は、せっかくシニアの多いサンディエゴなんだからと、アメリカのリタイアメントコミュニティ(以下RCと略す)を見学に行くことにした。これまでは、大学の障害者センターへ行ったり、地域の支援技術センターを訪問したりということが多かったので、高齢者系へ行くのは、初めてだ。

バスで20分くらいの、海沿いのまち、ラホヤは、アメリカ人の憧れる美しいまちである。ここには、数限りないRCが存在する。メキシコとの国境に近く、海軍基地があるため、一度でも滞在したことのあるアメリカ人は、いつかはサンディエゴへ、と憧れるらしい。で、その象徴のようなまちが、ラホヤなのだ。今回はその中でも、ハイアットが経営しているというRCへ行った。RCとは、いわゆる、老人ホームではない。比較的元気な高齢者が、定年後に住む集合住宅のことである。一戸建てもあれば、マンションタイプもある。

私はこれまで、ロサンゼルスやフェニックスのRCをいくつも見てきた。50歳をすぎたら早めに引退して、こういうところへ移り住むのがアメリカ人の理想だと聞かされてきた。老後が長いんじゃないかと心配してしまうが、RCの中ではプールやテニスコートはもちろんタダ、ゴルフ場も格安、大学の教育もインターネットで受けられるというのが普通で、老いるヒマがないほどやることがたくさんあると聞いていた。もちろん遊びだけじゃなく、地域の中の活動も熱心にやる。ブロードバンドも来ているから、週に2日は、コンサルとして働いてるよ、なんて、かつての同僚たちは言っていたものだ。日本のシニアライフとは、かなり趣が違うのである。

さて、今回のRCは、どんな雰囲気だろう?到着して、まずはその大きさに驚いた。ホテルのような巨大なビルが2つ並んでいる。部屋の数は200程度だというが、一つずつが大きいし、共用部分も多いので、こんなに大きくなるのだろうか?玄関もロビーも大変美しい。館内は、専門のPR担当と、日本人のノリコさんが案内してくれた。今回は通訳もついてくれて安心だ。共有部分のロビー、図書室、アートスタジオなどを案内してくれる。ノリコさんはとてもとても60代には見えない元気さで、ご自分の描いたという絵を見せてくれた。ここでは、絵画、彫刻、陶芸など、多彩な芸術活動が専門の講師によって学べるということだ。「来週は個展を開くの」と、嬉しそうに話していたのが印象的だった。

個展準備に忙しいというノリコさん

きれいなレストランには、バーも併設されている。今日はセントパトリックデーなので、16時からビール飲み放題と聞いて、「その時間まで滞在する!」と駄々をこねた参加者もいたなあ。

館内のバー


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