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SOHOになって良かった点

  1. 自由に仕事が選べるようになった(より意義のあると思える仕事に専念できる)
  2. さまざまな種類の仕事が経験できるようになった(仕事の幅が広がった、開拓は楽しい)
  3. 出かけない日はゆったりした気分で過ごせる(音楽と猫と家庭菜園)
  4. 天気のいい日は家事もできるし、雨や雪の日は出かけない幸せを満喫

自分で仕事が選べるようになり、嫌いな仕事を断れるようになった。自由裁量の余地があるのは非常に良いことである。私には、二つ仕事があった場合、より世の中にとって意義のある仕事を選べるというメリットがある。お金の問題はあるが、お金だけではないというところで、仕事ができるようになったのは非常にうれしく思うところである。現実問題として日銭3万を稼ぐのは大変だが、SOHOは非常にランニングコストが安いので、何千万も稼ごうと思わなければ、どうにかやっていける。だから、自分がやりたいと思った仕事ができるということは非常に大きい。

また、好きな仕事ができると同時に、ビデオ作製など、いろんな仕事が経験できるようになる。自分がしたい仕事を省庁や企業に提案して、ゼロから作り出していける楽しさがある。仕事は、上から与えられてやるものではなくて、自ら作っていくものなのだという楽しさがある。世の中で必要と思われる仕事を、自分達で提案して、新しい仕事を開拓していけるという楽しさは、SOHOというよりも、ベンチャーだからできるのだと思う。だから、日々、楽しく生きている。人によっては、一年目はお祝儀でたくさん仕事がくるが、二年目からはぱたっと来なくなるから、その時は覚悟しなさいねといわれた。その時はその時で、計画があるので、何とかなると思っている。SOHOは自己決定や自己選択の幅が広がるという点で、非常にメリットがある。

出かけない日は、家でクラシックを聴きながら、猫と遊び、畑で家庭菜園をしている。また、家事をするのも気分転換になる。たまった家事を一気に片付けると非常に気分が良い。一時間くらい家事に専念すると、気分よく次の仕事に進むことができる。会社勤めの時は、月曜の朝7時半から金曜の夜12時まで、ほとんど会社にいる状態で、家には寝に帰るだけであった。だから、家の中はどうしようもない状態で、十何年も来てしまった。従って、晴れた日に洗濯ができるというのを非常に幸せに感じている。また、雨や雪の日に出かけなくて済むというのが良い。仕事の予定がなければ、雨や雪の日は家に篭っていられるのは幸せである。SOHOでの仕事のやり方は、動物の一種としての本来の人間の在るべき姿かもしれないと思っている。


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