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SOHOになって困った点

  1. 時間管理が大変(あっという間に夜になる)
  2. 移動時間が無駄なことが多い(以前はみんなが訪ねてきてくれていた)
  3. 運動量が減る(1年後、今の洋服は着られるだろうか?)
  4. 情報収集の手段が限られる(MLなどの方法に頼らざるを得ない)
  5. アドミ、財務など、雑用が増える(やっぱり人を雇うしかない?)

時間管理が大変である。気がつくと、夜9時になっていることがよくある。時間管理をしっかりとやらないと、プライオリティの高いものから、効率よく仕事を進めていくということに支障をきたすことになり兼ねない。

移動時間が無駄になることが多い。一日に数カ所回る場合、効率よく回れる場合はよいが、イレギュラーで突然時間がぽっかり空いてしまうこともある。そんな時、喫茶店に行っても、仕事ができるわけではないので、このような時間を、どのように使っていくのかを今後考えなければならない。SNSセンターに居た時は、30分おきに仕事が入っていても、みんなが来てくれていたので、時間のロスがなく有効に時間を使うことができた。SOHOが都内にオフィスを持ちたいと言い出すのは、自分が出かけると、移動時間や空き時間が無駄になることが多いということに原因がある。

一日中机に座っていると運動をしなくなるので、時々家事をして拭き掃除をするのは、適度な運動になって良い。これをしないと、今の体型を維持できるか非常に不安である。

会社の中にいると、カフェテリアなどで誰かにすれ違った際に、気軽に話かけることが可能であった。しかし、SOHOの場合だと、常にネット上にアンテナを張っておかないと、情報収集することができない。IBMの時のようにオフラインの情報が取れないという点では、SOHOは非常に厳しいなと感じることがある。この点に関しては、できるだけ異業種交流会やSOHOの集まりに出るようにしている。いずれにしても、全く立場の異なる人たちの情報を受け取ることは難しい。個人的には、メーリング・リストや地元の老人会や高齢者を介護している主婦の会などに、可能な限り顔を出すようにしているので、まるっきり異なる情報は収集できている。しかし、それまで会社員として持っていた情報、例えば新製品情報などが欠落していくのでそれに対する恐怖はある。これをどうやってバランスをとっていくかというのが今後の必要になっていくと考えている。

その他の問題としては、アドミや財務などを、すべて自分で処理しなければならないので、これがかなりの負担になっている。私のように一人で株式会社を創った場合だと、最初から税理士を頼んでしまうのだが、青色申告で一人で自営でやっているSOHOの方はかなり会計で苦労するというケースが多い。このエリアでのサポート体制を整備しないと、クリエイティブな仕事をしたいと思って始めた仕事が、雑用など周辺的な仕事に追われてしまって、本来の業務ができていないという状況に陥りかねない。


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