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2008年シリコンバレーとCSUNツアーレポート:関根千佳(3)

3月9日(その2)The Techは楽しい科学ミュージアム

サンノゼの市内に入る。駅そばのHP Pavilion というのは、HPの名前を冠したイベント会場らしく、どうやら今日はバスケットボールの試合があるらしい。人の流れに乗っていたらそのまま会場に入りそう だった。でも私はThe Techを目指しているのだ!ここは、科学技術の博物館である。で、中に入って、あまりの子どもの多さに驚く。
あれ、もう一つの子ども向け科学館と間違ったかな??いや、ここはThe Techに間違いない。。。日曜ということもあるんだろうけど、家族連れが多い。
画像:入り口 画像:展示してあるロボット

ITだけじゃないんだ。展示は実に多岐に渉る。展示というより、実際に触ってみるものやパソコンでゲーム感覚で覚えていくものが多い。ロボット、天体、シ リコンウェハー、バーチャルリアリティ、ゲノム、再生医学、環境工学・・・・2時間ではとても全部は見て周れなかった。4歳くらいの女の子が、熱心にIC チップのデザインをしている。用途に合った自転車の設計を教えてくれるソフトの前で中学生のグループがわいわい騒いでいる。私も、さまざまな用途のロボッ トに必要なセンサー、動力などを選択していくというソフトで遊んでみた。結構面白い。パソコンばかりではなく、自分で動かしてみるものもあるし、ところど ころ、対面での学習コーナーもあって、実際の専門家が説明をしてくれる。

わかりやすく説明してあるが、内容は結構高度である。アルツハイマーの遺伝子があるかどうかを調べてみた、3人のケーススタディがシナリオ仕立てで語られ るソフトなどは、難しい内容をよくぞこのように、「考えさせる」ものにしたなあと感心した。大人が一緒に見ていても、科学技術の発展と自分の生き方を考え る内容になっているのだ。文理融合はあたりまえで、アートやデザイン、市民の視点さえ、科学技術の展示に融合されていることに、ちょっとショックを感じ た。私が知らないだけなのだろうけど、こんな展示、日本にもあるのだろうか?

ミュージアムショップも楽しい。虫のチョコ!といった定番?商品もあるが、宇宙食のコーナーではアイスクリームも売っている。星の天体図が夜になったら光 るというTシャツを買うべきかどうか迷って結局置いてきた。今でもちょっと惜しいかも。女の子向けのシャツもたくさんある。こっちでは、理系離れなんて言 葉は存在しないのだろうか?実際、遊びに来ている中では、女の子も半分近くはいそうだ。なんとなく女性は理系を敬遠するという印象は、あまりないのかな あ。日本の大学が、サイエンスエンジェルとかの可愛い名前をつけて、女子に理系を勧めているみたいだけど、子どものころからアインシュタインのあっかん べーのTシャツ着てたら変わるかなあ??(ここで売ってました)

夕方はパロアルトへ戻ってショッピングセンターへ行く。Macyの中になんとiPodの自動販売機があった!タッチディスプレイで買うんだ。すごいなあ。
画像:iPodの自販機 画像:購入画面の例


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