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3月17日 ロサンゼルス CSUN 2日目

盲導犬がたくさんいる

今日から一般セッションである。熱っぽくて、ケネディ氏の講演付き朝食をさぼる。さすがに少し疲れてきたようだ。どこの会場も、いつもながら盲導犬と電動車椅子で満杯だ。かわいくて、ついこっそり、盲導犬にカメラを向ける。米国のリハ法508条や通信法255条の成り立ちや経過などについて報告をしているのも、米国政府の高官で、全盲の方である。日本の中央省庁って、重度障害者がどれくらいいて、こういった会でどれくらい発言をしているのだろうと気になる。そして、実際の政策決定に、どれくらい関与しているのか???

自分でも、いくつかの自治体や官庁の委員会に出席している。当事者の参加はないことはないが、果たして適任者かな、と首をかしげたくなる場合も、やはりある。その道の専門家である当事者も世の中にはいろいろいるのだから、実際の政策決定にまで関与できる当事者を増やすことも、これからは大切だと思う。ま、しかし、女性の問題でも、女性自身が政策決定に関与できるようになるまでには、長い時間がかかったのだから、これもやはり教育から、世代交代を待つしかないのだろうか?しかし、女性の場合は統合教育が行なわれてから何十年もかかってやっと少しずつ変わってきた。女性の大臣もやっと普通になった。統合教育がこれからの日本で、果たしてどれくらい時間がかかるものか、考えると本当に気の遠くなるような話だ。

全盲の政府高官が法律の動向を説明 昨年度、CSLI研究員の合田氏. 早稲田の藤本氏. NEDOの浅井氏