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ユニバーサルデザインで日本のビジネスは活性化する!

世の中、不景気といいながら、IT産業やユニクロは、結構がんばっている。しかし、日本には、もっとすごい切り札があるのに、まだ気づいている企業人は少ない。それはずばり、ユニバーサルデザイン(略してUD)である。これはバリアフリーの先にある考え方だ。健康な成人男子だけでなく、高齢者・障害者・妊産婦を含む女性・子供など、さまざまな人のニーズにできるだけ対応させて、まちやものを創って行くことである。

高齢者や障害者の使うものが、高くて特殊だった時代はもう終わった。成人人口の50%が50代以上という、人類未踏の高齢社会を世界に先駆けて達成した日本が、これから開拓すべき市場。それは、若者にも、成熟した高齢者にも受け入れられるものでなければならない。それは、これまで効率一辺倒であった企業戦略の、パラダイムシフトでもある。次回から、かっこよく、リーズナブルで、かつ、さまざまな人に使いやすいデザイン、それもできればIT関連のものを紹介して行きたい。

- 2000年12月11日 日経BP ユニバーサルデザインコラム-

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